コラム

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Vol.5

NPO法人ドリームプレイウッズの取り組み
NPO法人ドリームプレイウッズ
理事長 澁谷 敏夫氏 
副理事長 藤嶋 努氏

藤嶋 努氏(NPO法人ドリームプレイウッズ 副理事長)

藤嶋 努氏(NPO法人ドリームプレイウッズ 副理事長)

まずは、ドリームプレイウッズを紹介する前に、冒険遊び場を知っていますか。冒険遊び場は、いわゆる広場です。綾瀬では平成10年から作り始めていて、もう20年ぐらいになります。昔は、いろいろな所に森や山があって、自由に遊びに行って、自分たちで物や隠れ家をつくって遊んでいました。今はそのような所がなくなってきたので、また新しくつくっていこうとのことで始まったのが、冒険遊び場の施設です。
基本理念としては、子どもが自然の中で、自由で豊かな体験をして、主体性や自己防衛本能、身体能力、道徳や社会性を身に付けていくことを考えています。自分たち自らで遊ぶ心を育んで、大人は子どもの自由な遊びに対して認識を持つ。けがなどがないように一緒に遊びを体験して、遊びの森を創造していくことが、私たちの基本理念となっています。

森自体は、普通の広場や遊び場のイメージなので、基本的には年中無休です。竹やぶを整地してつくっていて、基本的には朝の明るくなってから夕方まで、365日、いつでも使っていいことになっています。年間の来場者は延べ1万7000人で、中学生や高校生も来ています。年間行事として、子どもたちを対象にイベントも行っています。
ドリームプレイウッズの普段の活動としては、われわれは子どもたちを見守るというスタンスがありますが、普段は、子どもたちが勝手に行って、遊んでいるような所です。遊具や設置物の制作や修理は、われわれでしています。ハンモックブランコや竹で作ったジャングルジム、ロープ滑りなどがあります。
われわれが他の所と違うと自信を持って言えるのは、年間を通じて遊べることです。今後は、子どもさんとのことなどの課題が出てきているので、それについてどうしていくかを考えながら行っていきます。

澁谷 敏夫氏(NPO法人ドリームプレイウッズ 理事長)

澁谷 敏夫氏(NPO法人ドリームプレイウッズ 理事長)

この活動が始まったのは、僕が綾瀬市の社会教育委員に委嘱されたときです。活動を始めた当時は、子どもたちがゲームをしていて、外で遊ばなくなった時代です。そのときに感じたのは、子どもの遊び場がない。そのような実情があることを先輩の社会教育委員たちに言った覚えがあります。遊び場をつくったらどうかと言ったら、今の子は遊ばないと言われました。実際につくって、運営を始めてみたら、われわれが子どもの頃にしていたことを子どもたちは、全てします。体験の場がなかっただけでした。
皆さんがドリームプレイウッズへ実習に来た場合は、何をすべきかを自分で考えて、自分でしてくださいと言います。教えてくださいと言うまでは、何も言わずに自分たちでしなさいとの考えです。それが間違っているか間違っていないかが、勉強です。

今、来ている小さい子も同様です。これはどのように遊ぶのかと子どもに聞かれても、自分で考えようと言うだけです。お手伝いは、ちょっとだけします。自分で考えて、自分で判断をしろと言います。
そこで人間関係を構築することが、これからは一番大事です。本当に一時代を築く人はみんな、歴史から学んでみると分かりますが、いろいろなものを自分で体験をし、自分で判断をした人です。ドリームプレイウッズに実習に来る場合には、そのようなことを考えてほしいですし、その覚悟を持ってきてほしいです。

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