コラム

Columns

Vol.3

オープンキャンパス地域活動事例研究 「学校と地域」より
特定非営利法人 まちと学校のみらい 代表 竹原 和泉氏

私が社会教育に出合ったのは、大学時代のゼミです。夏休みにフィールドワークで岩手県の漁村を訪れ、そこで地元の子どもたちとふれ合ったことが大きな刺激になりました。
卒業後は一般企業に就職し、結婚後はフランスとアメリカで約10年間子育てを経験しました。帰国後46歳で行政の社会教育指導員として再就職、さらに神奈川県初となるコミュニティスクールにかかわり、小中学校のキャリア教育のコーディネート等の活動やコミュニティの核となる施設運営をしてきました。
またNPO法人を設立し、各地の「学校と地域」の連携・協働を推進するとともに、横浜市青葉区では中高生と地域・行政が一体となってすすめるまちづくり「市ケ尾ユースプロジェクト」にかかわっていますが、このような活動は「子どものみらい」をつくり、「持続可能なまちづくり」につながっています。

これまでの活動を通して感じるのは、あらゆる経験が役立つということです。私自身、海外で子育てした経験等がとても役立っていると感じます。自分が苦労したことや挫折したことも含めてプラスになるのが、この仕事の魅力です。
そして、人と人をつなぎ、まちづくりにかかわるためには、コミュニケーション力が特に必要です。日本には「以心伝心」や「沈黙は金」といった言葉がありますが、それだけでは伝わりません。
赤ちゃんからお年寄りまで、障がいのある方やさまざまな文化や価値観を持った人と日常的に関わり、新しい出会いと思いがけない活動の広がりを体験してほしいと思います。コミュニティ人間科学部の一期生になる皆さんは「開拓者」として、足跡を鮮明に残すことができ、とても幸せだと思います。
教室で基礎的な知識やリサーチ方法を学び、学んだ知識と地域実習での体験を重ね、学びが深まることでしょう。そして答えのないこと、前例がないことに挑むことを楽しみ、次世代のまちづくりの担い手のひとりとなられることを応援しています。

一覧に戻る