コラム

Columns

Vol.1

オープンキャンパス地域活動事例研究
「子どもの体験活動支援」より
NPO法人えひめ子どもチャレンジ支援機構
事務局長 仙波 英徳氏

私が社会教育に関心を持ったきっかけはPTA活動です。もっと子どものための活動を支援したいと考え、NPOを設立しました。
最近の子どもたちは、社会に迎合する力はあるものの、自ら社会を切り開く力が欠けていると感じます。そこで、私たちは宇和島市沖にある御五神島での「無人島体験事業」を実施しています。
これは、夏休み中の小・中学生が、電気もガスも水道もない環境で1週間の共同生活を送るというプログラムです。子どもが不自由な環境の中で、初めて会ったメンバーと協力し合いながら、さまざまな困難を乗り越えていく。こうした経験を通じて、自ら課題を見つけ、解決する力を養っていきます。
同時に、先生にサポーターとして子どもたちの成長を見守ってもらうことで、地元での授業実践に役立ててほしいと考えています。

もうひとつご紹介したい事業が、松山市の久米公民館ではじめた「ふれあい食堂」です。近年では子どもだけでなく、高齢者にも「孤食」の傾向が高まりつつあります。そこで、さまざまな世代の人たちが集まり、一緒に食卓を囲む「共食の場」を作りました。
この事業に賛同していただいた地元企業のスタッフをはじめ、地域住民、学生など幅広いボランティアが協力しながら、栄養バランスのよい食事を提供しています。参加した高齢者の方たちからは「子どもの笑顔を見ると元気が出る」と好評をいただいています。
この活動で地域の人同士が顔見知りとなり、新たなネットワークが生まれていると確信しています。コミュニティ人間科学部では、こうした事業が「地域実習」となります。皆さんが積極的に参加し、さまざまな経験を貪欲に吸収してくれることを期待しています。

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